【子育て】「勉強しろ」は子どもを貧乏にする?
「1億稼ぐ子どもの育て方」の著者である牛堂氏の記事を読みました(著書も読んでみたいので、後日書評を書ければと思ってます)。
要約すると以下の通りです。
・変化のスピードが早い現代で生き残るには、起業家精神が必要
・起業家は決断の連続なので、小さい頃から自分で考え、決断させることが重要
・そのために親はサポート役に回るべき(「勉強しろ」と言わない、進路も自分で決めさせる)
・論理的思考や創造力も重要なので、つめこみ型の勉強ではなく、沢山遊ばせて力をつけさせるべき
私には娘が2人いますが、億万長者になって欲しいとは正直思っていないです。
ただ、娘が大人になる頃には今以上に女性も自立が求められるでしょうから、ある程度稼ぐ力を持って欲しいなとは思っています。
どうしたら稼ぐ力を身につけさせられるかと考えたときに、牛堂氏の主張に私は賛成です。
日頃後輩を見てつくづく思うのは、主体性が仕事のできる/できないを大きく分ける要素であるということです。理由は大きく2つです。
1. 社会に出たら正解がない、もしくは問題すらない仕事が沢山ある
若いうちはまだいいですが、年次や役職が上がるにつれ、曖昧な指示が増え、最終的には指示すらされなくなります。
そのため、自分で考え、決断し、行動することで結果を残さなければ会社に貢献できないですし、評価もされません。
2. 社会人人生は長いので、主体性の有無で伸びが全然変わってしまう
主体性がある人とない人では同じ仕事をしたとしても、伸びが全然違います。
主体性のある人は、同じ仕事でも背景から理解し、役割もきちんと認識した上で仕事をするので得るものが多いです。
また、不明点を自分で調べたり、役割分担が曖昧な部分も能動的にこなすことでより成長ができます。
反対に、私の会社にいる伸びない若手のあるあるパターンは以下のような人です。
・高学歴で頭は良いが理屈っぽいところがある
・言われたことはちゃんとやるが、言われたことしかやらない
・自分の担当範囲を明確にしたがり、宙に浮いた仕事を拾わない
これが最初の1、2年 であればいいのですが、3年目になってもこのままだとかなり危険ですね。
勿論、先輩としてこのようなスタンスを是正するべきなので、一方的に批判はできないですが。
何はともあれ、日々主体性の重要性は感じていますので、娘2人にも主体的に考え、決断できる人間になって欲しいなと思ってます。
そして、そうなるためには牛堂氏の言う通り、子どもに指示を出したり、つめこみ教育をするのではなく、親はサポートに回るべきだと思います。
ここからは私の体験談を少し。
私は幼稚園から中学校まで国立に通っていました。
幼稚園は、勉強はなく、毎日ほぼ自由時間。運動会の行進もありませんでした。
小学校は、チャイムがなく、低学年から自律が求められていました。
中学校は私服通学でした。また、1年間大きなテーマを与えられ、それについて研究し、年度末に発表するという授業がありました。進め方は完全に自由で、個人でもグループでも良いし、発表の方法とかも自由でした。
私の親が自由な校風がいいと思い、国立の幼稚園に入れてくれました。
ですので、私の親は勿論、家でも比較的自由に育ててくれました。
「勉強しろ」と言われたことは多少ありましたが、高校、大学の進路については私の意見を尊重してくれ、口出しされたことはなかったです。
就活のときは完全に事後報告でした。
じゃあ、今、私の稼ぐ力がどうなのか?と言われると微妙なところではありますが…
それでも、それなりに大きい企業に勤めて、それなりには稼いでいるので、このような環境で育ってよかったかなと個人的には思っています。
自分のように娘になって欲しいとは思いませんが、
娘には、自分の意思で人生を歩んでいく人間になって欲しい
なと思っています。
なので、いい意味で放置して自由に育てたいなと考えてます。
と言いつつ、ついつい自分の都合で子どもに指図してしまうこともあるので、
娘のサポート役に徹せられるよう心がけて行きたいです。
皆さんはどのような子育てのポリシーをお持ちでしょうか?
それでは。